上手な洗濯のポイント(ご家庭での水洗い)

上手な洗濯のポイント(ご家庭での水洗い)

ご家庭で水洗いをする際は、洗濯表示記号に従って正しく行うことがポイントです。
詳しくは、以下の洗濯表示記号をご確認ください。

■家庭洗濯に関する洗濯表示記号

■洗濯機洗い
<温度と強さについて>
平成28年12月以降の洗濯表示記号では、「温度」と「洗濯機械力」の上限が表わされているため、表示以下の温度・強さで洗濯してください。高い温度や強い機械力で洗濯すると、汚れは落ちやすくなりますが、大きな「縮み」「変形」「変色」などが起きやすくなります。洗濯機械力は洗濯機やその洗濯コースによって異なります。それぞれの洗濯コースが表示のどの強さに当たるのか、洗濯機の取扱説明書やメーカーのウェブサイトなどでご確認ください。

<洗剤について>
付記用語で表示される「中性洗剤使用」「洗濯ネット使用」「蛍光増白剤使用禁止」なども重要な情報です。必ずお守りください。合成洗剤を入れ過ぎたり上から直接かけると、洗濯物に白く残ることがあります。洗剤に表示されている適量を守り、洗液にまんべんなく混ぜるために洗濯機の投入口から入れてください。
合成洗剤の代わりに石鹸を使う場合は、石鹸の量が少ないと十分に泡立たず洗濯物に白く残ることがあります。表示の適量を守り、冬場などの水温が低いときは風呂の残り湯を使うなど水温にもご注意ください。
洗濯槽にも石鹸カスが残ることがあるため、定期的に洗濯槽クリーナーなどで洗浄してください。
柔軟剤を使うと、タオルなどのパイル製品や起毛した生地を使った製品などで毛羽が出やすくなるため、入れ過ぎにご注意ください。

<色物洗いについて>
衣類は裏返して洗うと生地の表側の擦れが弱まります。色落ちしやすいインディゴ染料を使用したデニム製品や、擦れて毛羽立ち白化しやすい濃色製品などは、裏返して洗うことをおすすめします。
濃色製品は濡れた状態で放置すると、他の洗濯物に色移りすることがありますのでご注意ください。濃色製品は他の物と分けて洗ってください。

■手洗い
<洗い方について>
手洗いの基本は、揉まずに押し洗いをすることです。特に毛製品を揉み洗いするとフェルト化して、縮みや硬化が起きやすくなります。浸け置き洗いはお避けください。また、縮みや変形が起こりやすくなるので、長時間水につけたままにしないでください。

<洗剤について>
「中性洗剤使用」「蛍光増白剤使用禁止」などの付記用語も守ってください。
手桶で洗うときは、洗濯機に比べて洗液が少ないため、洗濯物から落ちた汚れや染料が洗濯物に再付着することがあります。できるだけ単独で洗い、小まめに洗液を取り替え、すすぎも十分に行ってください。

<脱水について>
付記用語で「弱く絞る」などの表示がないときは、洗濯ネットに入れて洗濯機で脱水するとよく水切りできますが、30秒程度ですばやく取り出します。


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