日焼け止めなどのSPFとPAの意味
SPFとPAはどちらも、紫外線を防ぐ効果の程度を表しています。
■SPF
UVB(シミ・そばかすの原因となる紫外線B波)をカットする効果が続く時間を表したものです。一般的に何も付けずにUVBを浴びて日焼けするまでの時間は約20分と言われており、SPFは「1あたり約20分間」、肌を日焼けから守ります。つまり、SPF20の場合、肌を日焼けから守るのは、SPF1の20倍である6時間半程度となります。
<SPF値の効果時間>
SPF20:約6時間半
SPF30:約10時間
SPF50:約16時間半
■PA
UVA(しわ・たるみの原因になる紫外線A波)を防ぐ効果を表す指標です。PAは数値化できないため、「+」の数で効果を表しています。
<PAのレベル>
PA+:効果がある
PA+:効果がある
PA++:効果がかなりある
PA+++:効果が非常にある
PA++++:効果が極めて高い
■日焼け止めの選び方
数値が高ければ高いほど効果があると思いがちな日焼け止めですが、数値が高いとそれなりに肌への負担が大きくなります。SPFやPAなどの紫外線対策の指標に着目し、それぞれのライフスタイルやシーンに合わせて使い分けることが重要です。
<SPF値・PA値を選ぶ目安>
ライフスタイル・シーン | SPF値 | PA値 |
短時間の散歩・買い物 | SPF10~20 | PA+~++ |
屋外での軽いスポーツやレジャーなど | SPF20~40 | PA++~+++ |
屋外での激しいスポーツや炎天下でのレジャー、マリンスポーツなど | SPF40~50+ | SPA+++~++++ |